ライン運航で指摘されるAIM-Jの頁

日本人パイロットなら誰しも訓練生時代から大変お世話になるAIM-J

あくまで位置づけは「雑誌」なのですが、国交省監修ということで参照にはよく読むように諸先輩方から指導を頂きます。もちろん会社の規定であるOMの方がより制限が厳しく基本的にはOM優先ですが一般事項として大変有用です。

 

◇ライン運航でも初めの頃によく読み直せと言われるページをいくつか列挙します。

・277 受信証と応答/リードバック
何をリードバックすべきであるか。通信量は最小に、でも要点は漏らさずにが基本です。
東京ACCなんかはとても忙しいのでフルリードバックは逆に丁寧を通り越して過剰です。
復唱のポイントは、指示に対して現在進行形で答えるのがICAOで推奨されているということです。
e.g.Reduce speed to 220kts→Reducing 220kts
詳しくは各社のルートマニュアルを参照。

 

・455 上昇中のアルティメタセッティング
初期訓練では馴染みのないQNE(29.92にセットすること)ですがライン運航では基本的に毎回使います。
基本的には各社の飛行機取扱いマニュアルに書いてある通りなのですが、AIM-Jでは14,000ftに近づいた時、もしくは14,000ftを通過する時となっています。
ただし、実際は低気圧の中を上昇中、FL150 belowのrestrictionがあれば早めにQNEにしなければQNHからQNEにしたときにはFL150をoverしてしまってることにもなりかねません。300ft以上の逸脱は違反なので注意です。

 

・564 降下中のアルティメタセッティング
AIM-Jには「本来はQNHに合わせたときに14,000ftになるタイミングでセットする」と書かれていますがこれも各社の規定次第です。降下中は比較的通過時にQNHにされてる方が多いと思います。

 

・1011 航行の安全を確保するための装置
a,計器飛行を行う場合
b,管制区、管制圏、情報圏、試験空域を航行する場合
c,航空運送事業の要に供する場合
d,航空運送事業以外
e,特別な方式(RVSM、CAT II/IIIa,b、RNAV)による航行を行う場合。
これらのうち、aに関しては計器飛行証明の口述でがっつり聞かれるので暗唱した覚えがありますがcに関してILSやWX RADARはあまりなじみが無かったので勉強しなおそうと思いました。航空法施行規則147条を再確認です。

また、航空法を見ると147条に続いて149条(AIM-Jの1012にもあるように)航空機の運航の状況を記録するための装置もエアライン特有なので要確認です。

さらに、医薬品も搭載義務があります。(施行規則150条2項)

 

◇◇

初期訓練以来のAIM-Jの開きっぷりですが、いつ見ても目新しい内容が載っているので胡坐をかかず逐次情報はアップデートしていかなければと思うばかりです。

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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

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