ドクターコールとこれからの航空運送事業

me

 

高校の同級生が出張で空港の近くに来たので夜遅くまで飲んでました。

彼は元々パイロット志望だったのですが視力が規定に満たなかったために断念し今は医者として活躍しています。よく応援の言葉をもらいますがそれ以上に彼の言葉や実績が自分の刺激になってるなーと感じました。

こないだは「俺はまだ研修医、お前はまだ訓練生。スタートラインにも立ってないな!」

という言葉。どんな環境に身を置けばそういうハングリーな考えを持ち続けられるのか、と思いながらも確かにその意見には一定の事実が含まれるなあと、認識を改めて持ちました。

きっと再来年からアメリカでも医師として頑張ってくれるでしょう。

「去年はDoctorヘリで北海道を飛んでた!」と楽しそうに仕事を語る彼の姿で思い出したのは2つの記事です。

 

「Doctor on board」プログラム

・Lufthansaが医療コンパートメントを発表しました。

 

◆◆

彼が言うには機内でドクターコール(この中にお客様はいらっしゃいませんか、という呼び出し)に応じるドクターが少ないとのこと。というのも何かして、患者にもしものことがあっても約款上保障されないことが日本の航空業界では多いからということでした。

そして率直に言えばインセンティブは「自分の能力で人を助ける」ということ以外に無いということでした。

そこでLufthansaが「Doctor on board」プログラムってのをやってると教えると「こういうの絶対必要」と言っていました。

内容がまたすごい。いや、これぐらいが当たり前なのかもしれません。

賠償責任と保険

医療援助を行った医師の方は法的に保護されます。ルフトハンザ ドイツ航空がそのような事態に備え契約している責任保険の範囲で治療を受けた搭乗客からの賠償請求に対しては填補されますので、医師のお客様ご自身が責任を問われることはありません。ただし、故意による過失は除外されます。この免責は医師の方ならびに医療関係の援助者の方にも適用されます。

 

機内で医療援助が必要となった場合、「Doctor on board」プログラムにご登録の医師の方に援助をお願いいたします。ご登録いただいた皆様にはルフトハンザより謝礼を進呈いたします。

  • Miles & Moreの5,000アワードマイル
  • 「Handbook of Aviation Medicine: and In-Flight Medical Emergencies(航空医学・機内医療援助ハンドブック)」1冊
  • 今回より新しく追加: プログラム参加者用にデザインされた特製バッゲージタッグ「Doctor on Board」
  • 今回より新しく追加: 次回のフライト予約でご利用いただける50ユーロ分のプロモーションコードを1回分、および定期的なキャンペーン
  • 今回より新しく追加: ルフトハンザにてDeutsche Akademie für Flugmedizin(航空医学ドイツアカデミー)との提携による、ルフトハンザ医療サービスが提供するセミナー(有料)への参加。その際にはCME ポイントも取得できます。

 

といった内容。これだけ充実しているなら登録したくなりますね。

◆◆

そして医療コンパートメント。

『空飛ぶICU』その名の通りPassenger Transport Compartment=PTCを搭載し

傷病輸送機よりも約50%搬送時間を短縮することができるというものです。

今後、航空輸送は医薬品や古文書などデジタル化できないもの、あるいは生鮮食品に洗練されていくのが多くの人の意見ですが、逆にこういった需要は多くなくとも高付加価値のサービスに特化するのは必要になってきそうです。

 

 

◆◆

ちなみに視力が規定の屈折率に満たない人には朗報で、航空大学校も入学要件から屈折矯正手術の既往歴がある人も条件を満たせば認めると発表しています。すそ野が広がって優秀な人材の志望者数が増えるのはいいことですね。

国が認めたら規制の緩和は進んでいくのではないでしょうか。

広告

About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。