出来ることは何も言わないことだけ

グラハン

先日、飛行機がオンタイムで出ていくのか見させて頂いていたところ、貨物が多く搭載が遅れ気味の便がありました。(貨物とはいわゆるコンテナのことで飛行機の床下(おなか部分)に搭載する荷物のことです。)

そこでグランドハンドリング(通称グラハン)の部署の方の所に進捗状況を伺いに行ったところ「ちょっと遅れそうだね」という返答でした。次にその駐機場に入ってくる飛行機がもう最終の着陸態勢に入っている状況です。

 

「次に入ってくる便の到着時刻を機側作業者にお伝えした方がいいんじゃないですか?」と言うと

「いやいや、こういう時に出来ることは何も言わないことだけなんだよ。機側で作業している人も時間が迫っているのは分かってるし、急いだ時にこそ事故は起きるものだからね。」

との返答でとても納得してしまいました。ただ見守るのも重要な仕事なんだなと。

そうは言っても本当に何もしない訳ではありません。グラハン責任者の方は色んな部署に掛け合って、次の便のパイロットに駐機場がまだ空いていない旨を伝えたり、急きょゲートナンバーが変わってもお客様にスムーズに動いてもらえるように旅客部に伝達したりと抜かりなく調整していました。身体を張ってる機側作業者に何事もないように調整するのがモニターの仕事。

◆◆

じゃあ逆にすぐさま言うべき情報はというと、『雷』とか『強風』の情報だそうです。安全第一。

ちなみにマーシャリング、トーイング、という言葉を知ってる方もいるかもしれませんがそれらはすべてグランドハンドリング。

 

そして感覚ですが、グランドハンドリングはとっても職人気質の世界です。

 

かっこええな。

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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

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