雲上晴天 Part 1

IFRtsubasa_1

8月某日、伊丹空港でパイロット用のテキスト『翼の友』の著者である小嶋さんにお会いする機会がありました。

HPはこちら

翼の友と言えばパイロット訓練生ならAIMjと比肩して多くの方が通ってくるテキストです。私もあれ無しでは計器飛行証明までの基礎訓練を修了することは出来なかったでしょう。
翼の友無しで勉強するのはGPSがない時代のVFRの予習くらい難しいと思います。

以前私が翼の友のテキストをブログ内の「使える航空書籍」でご紹介してからメッセージを頂き、いつかお会いしたいなと思っていたのでやっと実現しました。

スタバ

約束の5分前から集合場所(スタバ)の前で待っていたら3分前に小嶋さんが到着。
背の高いスラッとされた方で、「オンタイムですね!」と、イメージ通りの良い声で挨拶して下さいました。

お互い初対面でしたがなぜかすぐ分かりました。

ハンガートークとはまさにこういうことだな、と思い先輩パイロットの偉大さとそこから学ぶことの楽しさ、大事さを存分に経験しました。
長文ですがお付き合い頂けると幸いです。

ここからは対談形式で。1時間半分を3分割でまとめてます。

◆翼の友ができるまで◆
管理人    初めまして、ブログflyingfastの管理人です。

小嶋さん(以下、小嶋)    初めまして、お会い出来て光栄です!翼の友をお使い頂きありがとうございます。

管理人   こちらこそ!私の同期の間では翼の友のことを『ツバトモ』って呼んでるんですけどその著者とお会いできるなんて光栄です。エアフライトジャパンに在籍中に作られていますよね。作ろうと思ったきっかけは何だったんですか?

小嶋  あれは元々僕が事業用を取得するときに作ったノートなんです。そのあと計器飛行証明を取得してから航空会社に入社するまでに時間があったのでその時に色々な偶然があってできました。

就職までアルバイトとして長崎のエアフライトジャパンで少し働いていたんです。その時に鳳文書林の出版担当の方とご縁があったんですよ。「こういうの出そうと思っているんです。」というと、「出すならうちで扱いますよ。」と言ってもらえ出版にいたりました。

管理人   なるほど。私の訓練校の教官も口述試験の参考にしてます。

小嶋  それは嬉しいですね。ありがとうございます。実は僕もHPで直販しているのですが今まで売れたのは3冊なんです。笑

管理人   少なくとも私の同期はみんな持ってるんですが…笑 ツバトモは教科書と違って「口述試験のため」という明確な目的があって使いやすいです。特に出典がしっかり載っているところが。教科書は学術的な側面が大きいので口述試験には使いにくいですから。

小嶋   ありがとうございます。結局は試験に受かるための勉強ですから、ニッチなところをついた本という感じですね。出版をきっかけにこういった出会いがあるというのは嬉しいことです。

◆勉強方法とノートの取り方◆

小嶋   ブログを拝見していると勉強の仕方に興味がおありかなと思われるので僕がつけている飛行日誌をお見せします。基本的にフライトの流れを追う形で、ショーアップから地上のハンドリング、タクシー、という感じで、こういうノートのつけ方がいいと思います。

管理人   すごい綺麗ですね。仕事の時系列順なんですね。1回こういうのを書くというのはすごい大事だと私も訓練の中で思いました。

小嶋   勉強の型を作るのが大事だと思っています。事業用操縦士と計器飛行のときのやり方がエアラインのやり方にも使える場合もあれば、そうでないところもあります。

管理人   それにしても綺麗にまとめられてますね。思った通りのパイロット像です。

小嶋   難しいのがこういったテクニックや知識を書くものと、法律や規則、OM(Operation Manual)をくっつけて書くと訳が分からなくなる事です。

僕の場合はテクニックと規則を分けて書いています。
もちろんリンクする部分はありますよ。でもそれは一旦置いといて分けて書く事をオススメします。

基本的に僕は感覚や本能で出来るタイプではなく不器用なので、ゆっくりと根っこをはりながら、こういう方法を積み上げていくしかないと思ってます。

管理人   私もそっちタイプですね。実機でもベースの高度判定などは苦手で地上物標に対する高度を細かく数えつづけてました。

小嶋   ある程度飛行機の感覚が掴めるまで3年位かかると僕自身は思います。

◆テクニックと法律のまとめ方◆
小嶋   最近はまとめるのにWord, Excelを使ってます。業務の出頭時刻など、そういった規則からはじまり、航空業界の特徴として色んな所に色んな事が書かれています。
あれはどこであれはどこだ。
ポイントだけ抜き出して流れに沿って書いていくとオリジナルのノートが出来ます。それを一旦作ると「あれはあそこだったな」と分かるようになります。

管理人   どうやって最新の法律などをフォローされてますか?AIMjの赤ページでしょうか。

小嶋   それもあります。あとは基本的に法律が変わればOMも変わるので分かります。規則はコロコロ変わるので僕はwordを使ってます。会社の資料はA4サイズで来たりするんですが必要なのは2,3行だったりなのでそこをピックアップしてます。そうすると知識の引き出しが増えます。
規則はたまに見ておかないと忘れてしまうものです。だからといってあんな大きなOMを持ってステイに行くのはなかなか出来ないし、じゃあiPadを使うかというとあれはあれで見にくい。
だったら自分で大事な所を抜き出すのが、一見面倒くさいようで実は近道だったりするのかなって思ってます。

管理人   確かに、欲しい情報にアクセスするスピードは紙の方が早いですもんね。

Part2へ続く。

広告

About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

One Response to 雲上晴天 Part 1

  1. ピンバック: 雲上晴天 Part 2 | Flyingfast

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。