Aviate, Navigate, Communicate

ここ数日適性検査に関するメッセージを多く頂戴しております。

きっと就職活動でそのフェーズに入ったのかと思われます。
先日頂いたコメントに対する返答のようにやはり優先順位づけだと思います。

パイロットの世界には優先順位がはっきり決まっています。

Aviate, Navigate, Communicate

と決まっています。

Aviate・・・機体をコントロールすること
Navigate・・・目的地に向かって進むこと
Communicate・・・管制(ATCなど航空無線を含む)通信を行う

適性検査の内容は存じ上げないのですがドラマ『ミス・パイロット』のように
例えばシミュレーター中に計算問題をどんどん出されようが
まずAviate=Controlがしっかり出来ていないのであれば暗算を優先する理由がありません。

全部やろうとするのは優先順位が無いのと同じです。

”Decision”という言葉の語源はラテン語で「切る」という意味です。

全部やれることよりもパイロットとして何を優先しなくてはならないのか、という視点を持って頑張って下さい。
エッセンシャル思考がとてもおすすめです。
普段の生活にも活かせる内容が豊富です。

◆◆
先日外資のパイロットの方とお話する機会がありました。
海外の空港の難しさや降下計画のことなど豊富な経験談は大変面白く2時間くらいの予定が4時間くらい
話し込んでしまいました。
サンフランシスコの混雑具合やパリのCDGのタクシーの難しさなどとても興味深かったです。
アプローチチャートを広げながら何時間もワイワイ喋る姿は店員からすればさぞかし稀有な姿に映ったことでしょう。

お話の中でとても面白かったのが訓練での優先順位の話。
「前方に山がありGPWSは”Pull up!”となるけれども、機体の姿勢は機首上げ状態で失速警報が鳴っていて
TCAS(空中衝突の回避装置)は降下の指示。」どうする?

という話です。こういう訓練が普通にあるそうです。

答はもちろんAviate first。機首を下げてMAX power.コントロールが効いたら上昇。
TCASは降下で鳴っていても障害物件に当たっては元も子もないので。
最悪TCASを積んでいる向こうの機体は動いてくれるので自分でコントロールできない山や地面を
回避するのが先決ということでした。

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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

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