航空知識のABC最新版

koukuchishiki
航空知識のABC最新版
2015年の4月、久々に書店に行って見つけました。
書籍の前半は一般の方向けの「飛行機をプラモデルサイズに縮めたら35g位しかないから金属の塊というよりも紙飛行機並の軽さなんです」といった知識にはじまります。が、どんどん専門的になっていき「飛行機の形はなぜ、空間を使いにくい円筒なのか」という問いに対して圧力の分散や最小の形状抗力、、だけではないことを初めて知って感心させられ、さらには航空業界のビジネスに関しての記述もしっかりあり、価格以上の知識が詰め込まれた本だなと思いました。
これからエアラインを受験される方は一昨年から航空業界で流行っているコードシェアとATI(独占禁止法適用除外)やそのスキームとしてのJV(ジョイントベンチャー)についても書いてあるので(p.88を)読んでおくといいと思います。
飛行機のカタログではなくあくまで航空知識の集約された本です。

◆◆
以上が『使える航空書籍』にも書いた内容です。

航空の歴史は1903年のライト兄弟に始まり今年で102年です。
が、旅客機の歴史は1914年と言われているので昨年で100年というところ。
(100年でこの進化はすごい。)

p90からはエアラインの歴史。Boeing707からジャンボまでは大量消費一直線。リーマンショック以降、一気に効率とマーケットの裾野を広げるためのLCCが発展という流れです。
それは今後も加速しそうで効率に関してはp.94にあるように旅客需要に柔軟に対応した運航を突き詰めていくような恰好になりそうです。大手は各社、大・中・小型機を効率よく回してユニットコストを8円代に抑えるようです。
JALのローリングプラン
https://www.jal.com/ja/investor/library/results_briefing/pdf/mmprp2015.pdf
ANAのローリングプラン
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=14279&code=9202

マーケット拡大に関してはリース事業を上手く活用して貨物事業を加速したり(p.98)もするでしょう。

また、p.138には最近話題のRNAVも。後半は運航に関しても詳しく書いてあり読み応え有りです。

◆◆
個人的には次世代超音速旅客機の登場にとても期待してます。HND-JFKが4時間半くらいになるかもしれません。
『次世代』にふさわしいのは数%の効率性アップよりもこういったものだと思います。

ロッキードマーチンのN+2
もしかしたら2035年くらいには世界中どこでも1泊2日出張になるかもしれません。

“JAXAがあるシンクタンクに調査してもらったところ、マッハ2の超音速飛行により、多くの地域間移動が6時間圏内となり、世界のGDPを1.3%も押し上げるほどの経済効果が予想されることが分かったそうだ。日本は地理上、北米にも欧州にも遠く、超音速機によるメリットは非常に大きい。「宇宙」だけでなく、JAXAの「航空」技術にも期待したいところだ。”
http://www.tel.co.jp/museum/magazine/mobility/140912_topics_01/03.html

最後までお読みいただきありがとうございました。

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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

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