SID~航空路

・SIDの終点と航空路が一致している場合と
・SIDの終点と航空路が一致しない場合は、SIDと航空路をつなぐ転移経路へ通り航空路へ向かう
の2通りがあると思うのですが、出発空港から次の地点(最初の地点)までの方位(MC)、高度(ALT)、距離(DIS)、速度(TAS)、速度(GS)、燃料(FUEL)、時間(TIME)はどのように決めたり、求められておりましたか。

という質問を頂きました。
訓練施設によって異なるのかもしれませんが私の訓練施設での方法を簡単に書きます。以下の場合分けを参照下さい。
SID

◆◆
NAVLOGのSIDの行はMCの欄に「SID」と書きます。
予定高度までの上昇時間を飛行機の性能から求めてTIMEに記入します。

SIDにかかる時間は行く可能性のある空港すべてに関して飛行規程の性能表から予め求めておきます。また、距離などはGoogle earthを使って予定のGSから無風時の場合で算出しておきます。

(Fuelなどは機械的に決まってくると存じ上げます。)

①の場合
SIDが1レグの時は終点でタイムチェックしてそのまま次のコースに向かいます。

②の場合
SIDによっては複数legで構成されていたり、トランジションに接続しています。
その際はSIDの行を「空港~RCA」(RCA=Reaching Cruising Altitude)
次の行を「RCA-○○」(○○はSIDのlegを構成する起点となる地点名←FIXが無い場合は自分で考え名前をつけてました。△△DME from…等)

③の場合
3000ftにつき1分のロスタイムを計上し次のレグに足します。
ただ、これは訓練機の性能によるので実機での研究が必要です。

◆◆
以上、計画段階でした。
実際は急きょRadar Vectorが始まったりもするので上空でETOをリバイスしていくことは必至です。

また、SIDのリバーサル方式は風の影響で上昇しきらない場合もあるのでVyクライムしたり、復路のターンのレートをゆっくりにしたりすることでSIDの高度制限をクリアしたり等、色々注意点と工夫が必用です。

広告

About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

4 Responses to SID~航空路

  1. orange says:

    KCさん、こんばんは。

    「SID~航空路」について分かりやすく説明してくださり、本当にありがとうございます。
    3通りの方法を記載してくださり、とても理解しやすいです。

    ・予定高度までの上昇時は、性能表を参照し求めるのですね。

    ・距離などはGoogle earthを使い求めるのですね。SIDのチャートを見ても距離が書かれていないところがあるので、どうやって距離を求めているのかなと思っておりました。
    ということは距離やGSはおおよそで算出すれば大丈夫でしょうか。

    ・③の場合
    3000ftにつき1分のロスタイムを計上し次のレグに足します。
    とありますが、なぜ1分のロスタイムを計上したのか教えて下さい。

    初めて行く空港のSIDや急きょRader Vectoが始まった場合などは、NAV LOGを作成していくときに工夫やリバイスしていくことが必要そうですね。

    ・降下の場合はどのように求められていたのかも教えて下さい。

    お願いいたします。

    • KC says:

      Orangeさん

      距離やGSはおおよそで大丈夫です。
      また、1分追加/3000ftの根拠ですが “訓練マニュアルにそう記載されているから” です。
      ただ、マニュアルにも「おおよそ1分/3000ftだが各自計算して目安をもっておくこと」とあるので実測しておくといいと思います。

      机上の計算ですと{(巡航速度)ー(上昇速度)}×(上空で3000ft上昇するのにかかる時間)で、出る距離と本来巡航速度で進める距離との差から求める距離から考えることは出来るので試してみて下さい。

      いつも良いご質問ありがとうございます。

  2. orange says:

    KCさん。

    返信ありがとうございます。

    「机上の計算ですと{(巡航速度)ー(上昇速度)}×(上空で3000ft上昇するのにかかる時間)で、出る距離と本来巡航速度で進める距離との差から求める距離から考えることは出来るので試してみて下さい。」はとても勉強になります。ぜひ試してみたいと思います。

    計器飛行のNAV LOGの降下計算の場合について質問です。

    高度は
    ①目的地空港のTPAを調べておき、空港の数マイル前から降下するを使う。
    ②IAF(進入を開始する地点)の高度を使う
    ③その他
    どれが適切か教えて下さい。

    お願いいたします。

    • KC says:

      基本的には②を使ってます。
      ただ、visual APCHやCNL IFRの時は①を考えてます。

      また、計器飛行証明の試験のロスコム時にはVMCならば最寄の空港にVFRで向かうことになるので各空港のVREPチャートに高度と周波数の2点をメモしておけばその場で降下計画とNAV instrumentsの設定の計画も言えるので審査官への印象もより良いと思います。
      Orangeさん、頑張って下さいね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。