最低気象条件まとめ


計器審査の口述審査がありました。
口述審査の合格をいただいたものの手ごたえは非常に微妙な感じでした。このエントリは実機審査前に書いています。

枝葉が気になる私の悪いクセで精密セグメントのOASなど実運航で大事なところ以外の知識も習得したくなり、試験勉強の時間配分を間違えたと思います。(OASによるOCAの決定方法を知っておくのは大事ですがパイロットとしての幹は飛行方式設定基準だけではないです。翼の友AP-37あたりを参照。)

やはりIFRで最も基本で実運航で大事なのは最低気象条件です。

◆◆
まとめてみたので参考になればと思います。精密、非精密、サークリングなど進入方式ごとに分けてテキパキ答えられるようにしておくといいと思います。
翼の友WMページは完璧にしとくといいです。微妙なシチュエーションにも対応できると思います。
特にWM-35の表に関してはとてもよくまとまっているので非常に参考になります。

◆◆
最低気象条件
そもそも新基準(飛行方式設定基準)と暫定基準は混在しているのか。
1. T/O minima・・・新暫あり。(唯一混在。)
2. T/O ALTN minima・・・新暫関係なし。
3. ALTN minima・・・新暫関係なし。
4. LDG minima ・・・新暫関係なし。

————————————————————————————————————————-
1.T/O minimaに関して
[暫定]
TKOF ALTN AP FILED・・・CEIL&VIS
OTHER・・・AVBL LDG MINIMA
ポイント:暫定基準のAVBL LDG MINIMAでは進入の方式に関わらず着陸の最低気象条件の決心高に相当するCEIL、着陸の最低気象条件に相当するVIS。(RVRではない

[新]
Multi-Engine ACFT with TKOF ALTN AP FILED・・・RVR/VIS
OTHER・・・AVBL LDG MINIMA
ポイント:新基準のAVBL LDG MINIMAでは
①CAT I 以上の進入方式はCAT IのRVR/VISのみ
②非精密は非精密の最低気象条件に等しいCEILとRVR/VIS
③周回進入は周回進入の最低気象条件に等しいCEILとVIS

————————————————————————————————————————-
2.T/O ALTN minima
[新暫関係なし]
要件:2つ
(1)距離的要件
1発不作動時
・双発1時間以内
・3発以上の航空機にあっては2時間以内
に到着できる空港

(2)気象条件
①CAT I 以上の進入方式はその進入方式の最低気象条件に等しいVISのみ
②非精密は非精密の最低気象条件に等しいCEILとVIS
③周回進入は周回進入の最低気象条件に等しいCEILとVIS
————————————————————————————————————————-
3.ALTN minima
[新暫関係なし]
要件:気象条件のみ
①CAT II 以上の進入方式はCAT Iの最低気象条件に等しいVISのみ
②CAT Iは非精密の最低気象条件に等しいCEIL&VIS
③非精密は非精密の最低気象条件のCEIL+200ftとVIS+1000m
④周回進入は周回進入の最低気象条件に等しいCEILとVIS ←T/O ALTN minimaと同じ

————————————————————————————————————————-
4.LDG minima
[新暫関係なし]
要件:気象条件のみ、かつ、視程条件のみ
①RVR
②CMV:CAT I, 非精密の直線進入でRVRが使用できない時のみ使用。
③VIS:周回進入

着陸の気象条件を判断するタイミング
3か所
①IAF(計器進入開始前)
②FAF、OM、AGL1000ft、特に認められた地点のどれか。FAFがあればFAF、OMがあればOM、いずれもなければAGL1000ft。
③DA
ポイント:FAF通過後に最低気象条件に等しいRVR/VISを下回っても進入限界までは進入できる。そこでAPCHライトなどが視認できればもちろん着陸を試みていい。
ただ、最低気象条件の判断場所としてFAFがあればFAFで判断しないといけないので、どんなに長いFinalコース(例えば山形のILSなど)であってもFAFでダメならダメ。だからそういったところではAGL1000ftで判断する旨をブリーフィングしておくといいと思います。「FAFで判断すること」などのCompany minimaがなければ。
(ENR1.5-17)

広告

About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

One Response to 最低気象条件まとめ

  1. orange says:

    KCさん、こんばんは。

    計器審査の口述審査、お疲れ様です。

    私も何か調べ物をすると、気になるものや関連するものなどがあると、何でだろうという探究心が生まれてしまい、ついつい時間を取られてしまいます(苦笑い)

    やはりIFRで最も基本で実運航で大事なのは最低気象条件になってくるんですね。

    計器審査の口述審査で教えて頂きたいところがあります。
    以下にまとめてみましたので、ぜひお願いいたします。

    ・口述審査の時間
    ・口述審査の質問数
    ・もし分からないところがあった場合、どうしたらいいのか、その場で調べていいのか。
    ・どの分野のどんなところを聞かれたのか、細かく、具体的に教えて下さい。
    ・どの分野のどの部分を、集中的に突っ込まれて質問されたのか教えて下さい。
    ・この分野のこの部分を集中的に勉強したらいいや、この本のここの部分はいいなどがありましたら、さら に教えて下さい。

    実機審査、健闘を祈っています!

    GOOD LUCK !

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。