徹底的に、というのはどんな状態?

新年度も始まり世間では桜舞う新歓の時期となりました。
と、同時に新卒採用企業の面接が本格的になってくる時期でもあります。

私もパイロットの道に進む前は就職活動を行い、自社養成をはじめ様々な企業、業種の方とお話できるいい機会となり、
大学のコミティ=自分の世界、だったころから1歩視野を広げられた時期でもありました。

就職活動中の面接でとても印象的だった出来事があったのを思い出したので書きたいと思います。

面接での会話は以下のように進みました(敬称略)

人事)ESを拝見したところ、徹底的に努力を積み重ねてきました、とありますが徹底的にとはどういうことでしょか。
私)はい、1日14時間、サークル活動に参加しました。寝食以外は没頭する徹底ぶりでした。

のように、時間が凄い=徹底だ、というロジックで話し、それに加え、具体的にこなした量を述べるという方法で伝えようとしました。

当時の私にとってはコミットしてきた量があれば頑張ったと恥ずかしながら思っていたのですが人事の方々の頭には「?」が多く出ていたことでしょう。
そんな私を見かねて、「徹底的ってのは桁を変えることだ。人が10やることを100やる。そういうことだと思うよ。」
と言われ、すごくはっとさせられたのを覚えています。

以来、頭の片隅にはあった言葉なんですが全然自分のものになっていなかったのが、最近やっと意味が分かってきたように思います。
訓練生活で効率性を求めてきてやっとしっくりきました。

【徹底的】 = 【桁を変える】 = 【単位時間のこなす量の桁を上げ、時間の桁を下げる】

だと思います。
例えば、非常操作を暗記する時、「30分で覚えよう」と考えたならば桁をずらして「3分で覚えよう」
に目標を変えてみます。

3分で覚えるためには書き出している暇なんかありません。ひたすら手順を模擬でやって間違えたらまたやり直して、、を繰り返します。
なんとか3分で確実になるまで出来るはずです。緊急操作は10以上あるので余った27分で他の手順も9つくらいは出来るはずです。(机上の計算ですが。)

重用なのは、成果を出すための時間の桁を下げること。そのためにどうすればいいか考える事です。
「今日1日で緊急操作覚えよう」→「1時間で緊急操作を覚えよう」
のように何か目標を立てたとき、時間の桁を下げて考える(単位時間の量を増やす)習慣をつけると訓練効率が加速していくのを実感できます。

どの桁を使うのかは自分次第です。

前にも書きましたが、ペーパーテストももちろん重要ですが、パイロットはペーパーテストで手順を書くために訓練しているのではありません。
緊急動作を確実にできることが安全上大切なのであって、”スロットル”のスペルを完璧になるまで練習するのは得たい成果を間違えています。

梯子をかけ間違えて一生懸命登っても徒労に終わってしまいます。
自分の目指している頂は何なのか、ということを意識して桁を変えていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

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