適正検査のコツ?意識している3つのこと

航空会社の採用試験を受けるときには適性検査というものがあります。

いわゆるシミュレータでの検査です。

もちろん正解が何かは私も知りませんが「実機訓練でよく言われていること」=「パイロットに必要な資質」だと考えているので
私が受験する際は、いつもの訓練通り意識しようと思っていることが3つあります。

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1.早さよりも正確性
テキパキできることと雑に早く動かすことは全く違います。
実機ではエンジンに火災があった際、出火エンジンをシャットダウンします。その時、逆のエンジンを止めようものなら一発アウトです。
また、レシプロ機のプロペラ回転数を制御するレバーを素早く動かすと、既定の回転範囲を逸脱した運用になることもあります。
「スムーズに、正確に。」を意識しましょう。ゲームのような適正検査でも同じなのではないでしょうか。

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2.一点集中しない
パイロットにはバランスのいい人間がいいとよく言われますよね。多数ある計器のなかで1点集中していることはよくありません。
実機でも機首の上下、推力、高度、速度、針路…と、バランスよく見ていくことが求められます。
また、双発機に乗ると推力の左右差が基本的に嫌われます。
「バランスよく、全体的にまあまあできること。」 どこかだけ突出して出来ても意味はありません。

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◆3.プログレスを見せる
Progressとは進歩のことです。もし、1発勝負の適性検査なら最初より最後に上手くなる、複数回ある検査ならば1回目に言われたことを2回目にどう活かすがが重要です。
実機では、卑近な例で言うとタッチアンドゴーの訓練をしている時、1周目にしたミスを2周目でもミスしたり、同じフライトの中で先に訓練した人の失敗を自分の番で活かせないと「後ろで何を見ていたんだ!」と厳しく怒られたりします。着陸寸前で強烈な上昇流があって、そこで前の人と同じように持ち上げられて降下角をずらしてゴーアラウンドしていては1教えられて1学ぶ人間です。
孔子の弟子の顔回は「1を聞いて10を知る」で有名ですがそんな人なら費用対効果がいいですよね。航空会社の訓練費は無限ではないので、他人のミスも自分の糧にして、計器のズレはどこまでも修正し続けるような人に来てもらいたいのではないでしょうか。(理想ですが!)
「他山の石とする。どこまでも修正する意欲を持つ。」

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これがあっているのかどうかは私は人事や訓練を担当している訳ではないので推測の域を出ませんが、
自分がもしそういった役職の人だったらどうしたいかな、ということを考えると上記のような点を意識していきたいです。

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みんな初めて操縦する飛行機ですから、初めからの得手不得手はあまり重要ではないと思います。
私ももうすぐ採用試験ですがこの3つを意識して頑張ります。
一緒にエアラインパイロットになりましょう。

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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

3 Responses to 適正検査のコツ?意識している3つのこと

  1. 松井 says:

    初めまして。今年全日空の自社養成パイロットを受験したものです。
    残念ながら航空適性検査(操縦模擬ツール)で不合格となり、二度と全日空の自社養成にはチャレンジできなくなりました。
    原因としては、操作が荒い(行き過ぎ操作・旧な応答など)自分なりにプログレスはあったつもりでしたが非常に悔しいです。
    まだパイロットを諦めたくないので航大や他社の自社養成を受験する予定です。
    何かアドバイスいただけないでしょうか?
    この自分の操作の質は改善できないでしょうか?
    一点集中は治りませんか?

    • KC says:

      松井さん
      初めまして。ご質問ありがとうございます。
      操縦適性検査、現役のパイロットでも難しいと伺います。
       
      まずは厳しいESや面接をクリアしてそこまで進めたことを自信にしてください。
      自社養成の合格率は1%とも0.1%とも言われる世界です。何が何でも諦めずに前を向いて進もうとされている今の熱い姿勢で頑張ってください。

      質問の回答ですが、操作(操縦)のクセというのは訓練をしていく中でやはり個人個人出てきますがグライダー部でない限り現段階ではついていないと思います。
      今後訓練生になられてから教官の言うことを忠実に守っていけばいいクセがついて改善は可能かと思います。(「才能を伸ばすシンプルな本 / ダニエル・コイル」をお勧めします。

      現在はニュースでもよく取り上げられるように、2030年問題と言われるくらいアジアをはじめ世界全体でパイロットが圧倒的に足りていません。
      今後日本では年間400名の養成が必用と言われていますが現在の日本は約250名ほど(自社、航空大、私大の募集人数)の養成しかありません。
      また景気もデフレから回復傾向なのでパイロットの需要が増えると推測されています。

      航空大やJALやSKYもその流れに乗って採用の門は広がる傾向になっていくと思います。
      空は逃げないので、是非いつか一緒に飛べるようお互い頑張っていきましょう。

      • 松井 says:

        返信どうもありがとうございます!
        管理人さんのおっしゃる通り今の熱い気持ちを持ち続けてパイロットに挑戦しようと思います。
        適性検査はやはり難しいのですね。
        ただ、それでも通過してる方もいるので管理人さんにオススメしていただいた本を読んで少しでも成長したいと思います。
        管理人さんも訓練頑張ってください!
        将来一緒に飛べるよう、僕も頑張ります!

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