標準率旋回とは

標準率旋回とは1秒間に3°の旋転率による旋回のことであり、バンク角は真対気速度(TAS)によって変化します。

なぜそんなものが決まっているのかというと、標準率旋回では時間と旋転量が一致するからです。
*旋転量:単位時間あたり何度変針するか
今回はなぜ一致するかについて書きたいと思います。
◆概算式(TAS)
標準率旋回のバンク角=(TASの10%)+(TASの10%/2)
e.g.TAS140ktならば(140×0.1)+(14/2)=21°
標準率旋回のバンク角=(3×TAS/20)
e.g.TAS140ktならば3×140/20=21°
といった具合です。
◆概算式(IAS)TASを高度ごとにその日の気温を考慮していたら時間がかかるので訓練での高度
IASの末尾の数字を削除して7を加えることで求められます。
e.g.140ktならば14+7=21°
◆TASに比例するなら旅客機は?
旅客機でTAS400ktだとするとバンク角は47°、という途方もない数字になります。
そんなことはあり得ないので、TASからの計算で25°より大きくなる場合は25°のバンクを用いるようです。
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また、ロールレートも考慮しなくてはなりません。
これは
TAS/20です。
e.g.TAS140ktの場合、140/20=7sec
     21°のバンクを7秒かけて入れることになるので1秒間に3°、バンクを入れることになります。
     つまり、旋転率と一致します。【3°/sec】
◆ロールイン、ロールアウトに使えるか
ただ実際ロールインに7秒かけられるかというととてもゆっくりなので結構難しいです。
ロールアウトのリードの目安はバンク角の半量と言われていますがそれだけでは不十分で、
実際には自分のロールレートをいつも一定にし、標準率旋回確立までに方位がいくら変化するかをデータとして
知っておくべきだと思います。
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About KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

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