Q: ILSの手順について

・アプローチでFAF到達時にストップウッチをスタートする場合、ギアダウンとタイムスタート、どちらを優先されておりましたか。
⇒FAFからは降下を開始するのでストップウオッチを使ったことがありません。どういう時に使うのでしょうか?

ギアダウンはグライドスロープがハーフドットまで下がってきた時に下げます。アプローチスピードまで減速してから降下します。
このあたりは訓練所の方針があると思います。


・また、タイムスタートを押すタイミングが遅れてしまった後にミストアプローチをするときにはDMEを参考にミストアプローチしておりましたか。
どのようにされていたか教えて下さい。

⇒ミニマムな状況では地上が見えないのでDMEです。

・ミストアプローチ後はやらなければいけないことがたくさんありますが、どのような手順でコール、計器の操作、操縦をされておりましたか。
優先順位や詳しい手順を教えて頂きたいです。

⇒まずはコールしながらMAX Powerと規定のピッチアップ(BE58なら7°)を同時です。
速度を確認後フラップを上げていきます。
計器の操作は対地400ftまでしません。ローカライザーをバックトラックするように既定の高度まで滑走路上を真っすぐ上昇後にミストアプローチプロシージャーです。
その時にVORに切り替える旨をCo-Pilotoに指示することもあります。

・ミストアプローチ後、経路に乗りホールディング場所に向かう場合、何ドットでどれくらいのカットアングルでコースに乗っておりましたか。
⇒ミストアプローチプロシージャーは場合によるのでその時々です。
最短で乗れるようにしていますが基本的に30°カットです。ドットについては「どれくらいずれたらexecuteするかという意味でしょうか。」だとすれば1ドットです。

・フラップはどれくらいの距離(いつ)で何度にしておりましたか。
ノーフラップランディングなどはありましたか。

⇒VORアプローチ時は対地300ftで30°にしていました。
ILSだとベースターン付近で15°にしてそのままLDGです。
フラップアップランディングは計器飛行ではやってないです。
双発の時にシングルエンジンでやりました。

紹介 KC
Pilot訓練生5年目。事業用操縦士・多発限定・計器飛行証明取得。

One Response to Q: ILSの手順について

  1. orange says:

    丁寧な返答をして下さり、有難うございます。

    質問の主題を「ILSの手順」ではなく「計器飛行の手順」の方がよかったかもしれないですね。

    ・アプローチでFAF到達時にストップウッチをスタートする場合、ギアダウンとタイムスタート、どちらを優先されておりましたか。
    ⇒FAFからは降下を開始するのでストップウオッチを使ったことがありません。どういう時に使うのでしょうか?
    ギアダウンはグライドスロープがハーフドットまで下がってきた時に下げます。アプローチスピードまで減速してから降下します。

    ・また、タイムスタートを押すタイミングが遅れてしまった後にミストアプローチをするときにはDMEを参考にミストアプローチしておりましたか。
    どのようにされていたか教えて下さい。
    ⇒ミニマムな状況では地上が見えないのでDMEです。

    はNon Precision Approaches でFAF to MAPまでのknot とsecにいて質問したものでした。

    分かりにくい質問をしてしまい、大変失礼いたしました。

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